ファースト以後ニュータイプは「わかり会える能力を持ってるのに戦争の道具扱いされちゃう
政治的にも社会的にもまるで無力な人材」でしかなかったし、その描き方をずーっとやって
いつの間にかニュータイプはただ「優秀な兵士」とい記号になってしまい、ニュータイプ論が
作品にとってどうでもよくなってたのがこれまでのガンダム

オールドファンであればこそ、この点を批判できないのはむしろ不思議だよ

でも今回はサイコフレームによってニュータイプが死後も存在できる(この設定も富野の
逆シャアからであって福井の創作ではない)ことから、不老不死のためにニュータイプを
利用しようとする話。つまり、これまでの作品とはニュータイプを巡るアプローチが全く違う
作品におけるニュータイプをとらえ直そうとしているだけでも、他の作品よりマシだと思う