スレの趣旨にそった長文

登場キャラの芝居は予算不足か引き算の美学か枚数少なめで不自然に見えない方向性だったようだ
それが若い観客やアニメ映画らしさを期待する者には平凡で期待はずれだったようには思う
特に前半の展開が遅かったのもあり高齢者には物語世界に馴染みやすかった反面若者には厳しかった

またシンプルなキャラデザの割に背景や小物は時折やや違和感を感じるような過剰な描き込みも多かった
背景重視と言えば君の名には背景に多くの情報を詰め込み客に考える暇を与えない意図もあったが
こちらは原作準拠の上でもっと単純で整理デフォルメされた背景のほうがむしろ世界観にはあっていたのでは
それら背景の描写等は舞台の地方を聖地化するトレンドやスポンサーやクラウド関係者への配慮もあったか

気になったのは演出のせいか現代の観客から見て主なキャラが義理の姉以外は現実味がなく架空の善人に感じ
それが馴染みの薄い戦争世界の人物たちに感情移入する事を妨げているかもしれない