元の流れだと「3Dプリンター」は、

「マジンガーはこう久しぶりに動かすとなると部品交換もしなくちゃならない。
特に駆動系はだいぶ怪しい。パーツのストックもそうないし、発注しようにも
当時と今とじゃ規格も違う。しかも時間もない…」

と旧職員が悩む所へ「安心せい!」と博士が現れ3Dプリンターで小物を作り、
「これさえあればマジンガーのパーツもバッチリじゃ!」

と、あくまでも本物のマジンガーの周辺パーツ用の補助機材だと分かるように
演出されていて誤解のしようがなかった
なにしろプリンターが出てくるよりずっと前に、本物のマジンガーの巨大な
雄姿が画面に現れ観客も驚かせているんだから


ところが実際の映画では★印がカットされてしまったため、観客はリサと
同じようにマジンガーは溶けてしまったと信じ込まされたまま

甲児 「魔神なら、もう一機ある!」
       ↓
博士 「これが3Dプリンターじゃ!」
       ↓
マジンガー発進 「ここにいる誰一人欠けてもマジンガーに乗れなかった」

という流れしか描かれていないから、えっ?3Dプリンターで作ったの?
という疑惑がどうしたってつきまとってしまう。

さやかが「博物館のマジンガーはレプリカだった」と明かすのは、もう
マジンガーがスクランダークロスして飛んで行った、ずっと後の場面に
なってからの話

「あとで」納得できたとしても、肝心の「マジーン・ゴー!」の場面で
一部のファンにせよ、「これって即席のニセモノなの?」という不安を
ちらつかせるのはやっぱりもったいない話だったと思う