ついでにこれも純黒時の櫻井さんアニメールインタビュー
櫻井
・絶海は後から考えるとミステリーよりアクションが膨らませてあったかな
・絶海は子供にも分かる犯人と、伏線がないと分からない犯人、両方を出してミステリーとしてうまくいったと思った
・だからスパイミステリーに続いてアートミステリーをやろうと思った
・結果、ミステリー部分はほとんど使われず、代わりに盛り込まれたアクションを楽しむ映画になってた
・その経緯にもビックリ
・静野監督の「劇場版コナン」にはアクションが必要、これは興収にも表れている
・視聴率は気にしないが、客がお金を出して見に来るわけだから興収は大事だと考えている
・次はアクションを邪魔しないストーリーを書く、サスペンスを書かないといけない
・今作のミステリー要素はクライマックス前の重要な謎解き部分に絞った
・“黒”やFBIたちがそれぞれの立場でどう動くかというサスペンスはアクションを崩さない
・アニメの脚本を書くにあたって、絶海は挑戦、業火は挫折、純黒は試金石
・組織やFBIが何を公表していて、何を伏せていて、何が本当で何が嘘で、それぞれがどこまで知っているか、
 視聴者と読者が知っていること、コナンが知っていること、すべてがバラバラでそのすり合わせがとにかく大変だった
・最終稿書いているときにもメールで確認するほど
・FBI、CIA、公安、黒ずくめの組織、彼らそれぞれの使命感と立場の対立を書こうと思った
・サスペンスとアクション中心の中だるみがない作品になっているはず