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新海監督は12月18日放送のラジオ番組「道上洋三の健康道場」に出演。自身の作品についての質問に答える中で“一番嫌だった反響”に
ついて言及しました。新海監督は「『新海が作家性を捨ててヒット作を作った』とか、『商業に魂を売ってヒットにつながった』とか、
『ありがちなモチーフの組み合わせだけで、そりゃヒットするよ』とか、『こんなキャッチーなモチーフだけだったら、そりゃ100億
超える映画になる』みたいな言われ方はたくさんされました」と、心ない批判が多く寄せられたことを明かします。

新海監督は、「その通りなのかもしれないなと思うのと同時に、そんなに容易なことならば、みなさん、やってみればいいんじゃない
かなと思う」と反論。「僕たちも狙ったわけではなく、結果的にこういう数字になった」と前置きしたうえで、いずれにしても「売ろう
と思って作れば売れるわけではないですよね。それは大変困難なこと」と、“売れると売れ線狙いだと批判を浴びる風潮”に苦言を呈しました。

さらに、「僕たちも2年間、本当にもがいてもがいてもがいてきたわけなので。『キャッチーな要素の積み重ねだよね』と言われると、
多少腹が立ちますよね」と穏やかな口調ながら憤りを露わにしています。