昨夜のコピペ荒しが打ち上げ花火で女性がどうとかコピペしてたのが気になってたが、こういう事だったのか。


打ち上げ花火、オタから見たら(小原篤のアニマゲ丼)
http://digital.asahi.com/articles/ASK8J740WK8JUCVL029.html?rm=625

ただ、これはこの映画のキズとまでは言えません。キズを挙げるとすれば「色気」です。
デザインや描写が「美少女アニメ」の作法というかお約束にそのまま乗っかっているため、
メジャー作品の「東宝の夏アニメ」としては色気に違和感と過剰感があり、
それだけにとどまらずある場面では物語に破綻(はたん)をもたらしています。いや、私はキライじゃないですけどね。
(中略)
ドラマ版でも女性教師の胸をもむ男子が出ており悪ガキたちの色ボケ度を示すのは物語上必要なのですが、
問題はなずなも他の女子もみんなスタイルが良すぎて(美少女アニメのお約束です)、中学生に見えないところ。
普通に映画を見た観客はまず高校生と思い込むのでは?
(中略)
駅のホームのトイレでなずなが浴衣から着替えるシーンはドラマ版でも印象的で、
板一枚へだててきぬずれの音を聞く典道くんと一緒にテレビの前の少年たちをドキドキさせたものですが、
アニメではエロ度がアップ。何かが見えてしまうようなことはありませんが、
のぞき見るようなカメラワークと絶妙のチラリズム(美少女アニメの作法)、
さらに声を当てた俳優の広瀬すずさんが「女の子はどこに行ったって働けると思うの。夜の商売とか。
16歳とか言って」というセリフにたっぷり艶(つや)を加えて威力抜群です。
この映画の最大の問題点は、このあとです。

純白の肩出しワンピースに着替えたなずなが、恥じらいつつ(しかしやや誇らしげに)ポーズをとって典道に尋ねます。
「どう? 16歳に見える?」

いやいや、18とかハタチに見えるよ!(ちなみに広瀬すずさんは19歳)

ドラマ版では、黒のタンクトップに着替えた奥菜さんの思わぬ「大人っぽさ」が「小6」という設定と
「16歳」というセリフの間をただようところがイイわけですけど、アニメは美少女キャラの色気全開。
そもそもアニメは設定が16歳だろうが13歳だろうが絵だから色気をつけたけりゃ好き放題にバンバンつけちゃうものなので、
ドラマの通り「16歳に見える?」をやりたけりゃなずなの色気をもっと抑えなきゃいけなかったのです。
そうしないのであれば、ここのセリフは「どう?」だけでよかったんじゃないでしょうか。

私が心配するのは、なずなたちを高校生だと思い込んでいた観客がこのシーンで
「え? 16? なに言ってんの?」と混乱するのではないかということ。大丈夫ですかねえ?