以前、伊藤氏が、ぼくのかんがえたさいきょうのゴジラ映画、みたいなものをざっくり書いていたんだが、
それが後のシン・ゴジラに、そっくりな内容だったことがあるのよね。

余計な人情噺も、御涙頂戴なヒロイズムやロマンスも、削りに削ったストーリー。
ひたすら純軍事的な観点から、49と51の対立があれば迷わず51を選び取るような、行政の観点からゴジラを描いたストーリー。
そんなゴジラ映画を伊藤計劃は観たかったのかもしれん。