【伊藤計劃】屍者の帝国・虐殺器官・ハーモニー8 [無断転載禁止] [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
理想の虐殺ラストは何だろうか
ハリウッド的には、ルツィアを助けて愛の逃避行かな
ジョンを連れ帰って、院内総務と戦うシリーズ化を狙うラストもありか。
ジョンカーペンターっぽく行くなら、ラストは核戦争が起きてアフリカだけ無事って展開か >>596
伊藤計劃的にはあのラストがハッピーエンドだったのかもしれん
俺はもうすぐ死ぬから皆も一緒に死ね!死んでくれないならせめて小説の中で殺してやる!
っていうのが彼の願いであるような気が 原作のクラヴィスは最後自暴自棄というかヤケクソだったけど映画はもっと能動的だったよね
ルツィアの意思でない事は理解しつつ、自分の意思で虐殺文法をばら撒く
映画版はジョンをカフカの城に例えたオリジナルの独白が好きだったけどここの人的には映画の改変部分の評価ってどう? ヤケクソだったのはむしろ映画版で、能動的だったのが原作版だろ
更に映画版はジョンから明確に文法を託されている
しかも「それがルツィアの為でもある」的な事迄言わせているのに、結果それを裏切って虐殺の文法をばら撒いている
そして原作版のシェパードはバラード的世界に対するフェティッシュな感情を持っている点は描かれていないから
動機の全てがルツィアに対する恋愛に収束してしまっている
一方で原作版は、主人公はハナから終末世界の光景を望んでいた訳で、
その点においてはジョンの理想とかルツィアへの想いとかは実はあんま関係無くて、確信犯的行動だったりする 間違えた
ヤケクソだったのはむしろ映画版で、能動的だったのが原作版
映画版はジョンから明確に文法を託されている
しかも「それがルツィアの為でもある」的な事迄言わせているのに、結果それを裏切って虐殺の文法をばら撒いている
そして映画版のシェパードはバラード的世界に対するフェティッシュな感情を持っている点は描かれていないから
動機の全てがルツィアに対する恋愛に収束してしまっている
一方で原作版は、主人公はハナから終末世界の光景を望んでいた訳で、
その点においてはジョンの理想とかルツィアへの想いとかは実はあんま関係無くて、確信犯的行動だったりする >>599
私も劇場版のカフカの城のたとえは原作にない良い改変だと思う。
>>601
私は逆の印象かな。
クラヴィスは罪の意識を感じずに人を殺す兵士として、ルツィアの願った真実を伝えて、罰を受けなければならないとも思ってたんだと思う。
ただ、自分達以外の世界に地獄を押しつけて平和でいるアメリカ人も罪を背負っているのだとしたら、自分と等しく罰を受けなければならないと考えたのかもしれない。
作者は劇場版のパトレイバーが好きだったみたいだけど、後藤さんと荒川の会話のシーン(あのシーンは私も大好き)にあった「正当な対価を余所の国の戦争で支払い、そのことから目を逸らし続ける不正義の平和」が劇中のアメリカで、
「そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下される」「神がやらなきゃ人がやる」のがクラヴィスだとしたら、あの結末はどうあっても避けられなかったのかもね
原作の方は、母親が自分を見ていなかったことに受けた虚無感(穴?)に、虐殺の文法が滑り込んできたって言ってる。
「ここ以外は静か」ってただの詭弁で、あれは「皆も自分と同じ虚無に落ちろ」って言ってるようにも読めた。
ああいう虚無的というか鬱のような心理的な状態って、感覚したひとじゃないと多分分からないものだと思うし、それを病魔に襲われた作者が味わっていたとしてもおかしくない。
だからヤケクソとはちょっと違うと思う。 漫画では、母親以外にも、死んだ隊員が
「お前の所為でみんな死んじゃったよ」
と言われて「ルツィアぼくを罰してくれ」と
母親以外に心変わりしたから、アメリカを滅ぼしたのかも ただし、強化形態で龍騎並みとやばいことになっている だが、オーディン並みのリュウガサバイブとも互角に戦うことができる 更により強力な形態が存在し、攻撃力は15000もある スーパーライジングアメイジングアルティメットを超える そういや虐殺は実写化の話があったと思うんだけどどうなったんだろうか ハリウッドならあんまり期待しない方がいいかもしれん >>644
ハナヤマタエグゼイド
関谷なる=宝生永夢
ハナ・N・フォンテーンスタンド=鏡飛彩
笹目ヤヤ=花家大我
西御門多美=九条貴利矢
常盤真智=檀黎斗
常盤沙里=パラド
笛田蘭=西馬ニコ
十二所わ子=檀正宗
山ノ下祥子=ポッピーピポパポ 俺の好きな桜坂のあれを糞USA映画にしたハリウッドは許さない 監督はパク・チャヌクって話だったから典型的なハリウッド映画にはならなそうだったが
でももう1年くらい新しい情報は来てないか >>648
あれは大分頑張ってただろ
オチはどうかと思ったが AYNIKはまあハリウッド的には娯楽映画としてまるっと収めたかったんだろうなとは思う
でも映画自体はそれはそれでよく出来てた
ちゃんと金かかってたし 虐殺器官をハッピーエンドにするのは、虐殺器官じゃなくする以外に方法が無い気がする。 個人的に伊藤作品の魅力は一人称での軽妙な語り口だと思ってるから
例えば『四畳半神話大系』みたいな、アレ以上にナレーション漬けでも良かった気がする
冒頭からラストまでシェパードが延々と早口でナレーションしっ放しみたいな、そういうのが観たかったわ 一人称での軽妙な語り口、といえば、最高作品はThe Indifference Engineだと思ってる
主人公はアフリカかどこかの内戦国の少年兵で、英語は話せるけど物は知らないガキという設定だからか、素直な文体になってる
地の文に難しい単語や教養を織り交ぜたり余計な装飾を凝らしたりせず、素直に心情を吐露しているぶん、子供らしい純粋さで鋭敏に研ぎ澄まされた殺意が表出していて好きだ
虐殺器官でお馴染みのウィリアムズが登場するシーンなんか、初見のときには大笑いしてしまった
ちょ、お前そこで何やってんの、みたいな
描写からして、SOCOMの特殊部隊員になる前の一般部隊の兵士だった頃のウィリアムズだろうな >>653
ハッピーの定義をクラヴィスにとってか世界にとってかで絞ればハッピーエンドには出来るんじゃないか クラヴィスのハッピーって何だルツィア生存文法ばらまくの止めるエンドか?
なにもしなければジョンの考え通りテロ頻発するだろうし
ジョンの後継げば後進国で相変わらず虐殺は続くどっちにしろ詰んでそうだが アメリカ合衆国にとってのハッピーエンドといえば、
クラヴィスたち特殊検索群i分遣隊の隊員たちがインドの地で一人残らず全滅し、ジョン・ポールがまんまとヴィクトリア湖へ逃げおおせ、相変わらず途上国で虐殺文法がバラ撒かるという世界が存続することだったろうな
俺もプライベートライアンの冒頭15分を観ながら、他人事のようにピザを食いつビールを飲みつ、余った食品をどばどば捨てて、
平和と豊かさを謳歌する人間だから、院内総務の気持ちはそれなりに分かる >>658
俺もウィリアムズに一番共感したわ
ビックマックを食べきれないと捨てる生活って言い回し好き ガサツなお調子者と思わせてある意味至極まともっつうか
クラヴィスより余程大人をやってたんだなあっていうシーンだな
関係ないけどウィリアムズはエスコン5のチョッパーを思い出す エスコン5らしいという指摘は言い得て妙だな
エスコン5と虐殺器官。両者の共通点は、一つの戦争を徹底して一人称視点で描いているということだろう
主人公が自分の目で見た光景だけが深く描写されているのだ
敵兵の視点、他の兵科や職種の視点、軍事戦略や政治など上部階層の視点、銃後の市民など下部階層の視点。そういった主人公以外から見た戦争の姿が、意図的に抜け落ちている
(一人称といっても、エスコン5の場合はIよりもWeの方が近いかもしれないが)
それに、まるで私小説のように淡白な文体で坦々と綴っていくというスタイルも、そっくりだ
このような手法はおそらくハンガリーの作家、アゴタ・クリストフの「悪童日記」から影響を受けたものだと思う
平和な日常が戦争に塗り替えられていく光景。路傍で焼け焦げる敵の臭い。ページの空白の中にまで染み込んだ硝煙と腐臭と消毒液の匂いが、読者の心を掴んで離さない
つまり伊藤計劃とエスコンは、同じ父親を持つ異母兄弟のような関係なのだと俺には思えてならないんだ
もはやウィリアムズのキャラクター性とは何の関係もない話を長々と書いてしまったが 悪童日記は違うだろ
あれは叙述トリックの為に、徹底して主観を排除した文体で出来ている
虐殺器官というか、伊藤作品は基本主人公の主観で、主人公がどう思っているかを饒舌に語る事で話が進んで行く
アプローチの仕方がむしろ真逆 まあ伊藤計劃作品って自然主義小説、つまり私小説だからなあ ????597の言いたいことはよくわかる。伊藤計劃の叫びがよく出ていたからね。特にハーモニーになると痛々しくて読んでいられなかった部分もあるし。 >>660
女房子供抱えてる普通のアメリカ人男性なんだから、感覚が違って当然 >>666
言い方が悪かった
クラヴィスと世界の捉え方が違うというべきだったな 今、スナッチャーっていう古い古いコナミ製のゲームをプレイしてる
伊藤氏自身がたびたび明言していたように、スナッチャーは氏のお気に入りのゲームの一つで、これをきっかけに小島秀夫氏のファンになったそうだけど、
確かに現代の視点から見てもスナッチャーは面白い作品だと納得させられるわ
1959年のアメリカ映画「ボディ・スナッチャー」に、SF映画の金字塔「ブレードランナー」と「ターミネーター」を混ぜこぜにしたような世界観で、いかにも伊藤氏が好みそうだ
「屍者の帝国」冒頭の伊藤パート、文庫本で言えばP10あたりに、
「タイムズのような高級紙から一ペニーのデイリー・テレグラフまでを賑わせたボディ・スナッチャーの話」
という記述をしてまでオマージュを捧げていたように、
もし伊藤氏が存命だったら屍者の帝国はスナッチャーのようなストーリーになってたのかな、と思う 童話に「裸の王様」って話あるよね
伊藤計劃が王様で、
早川書房が服の仕立て屋(詐欺師)で、
伊藤信者は見えない王様の服について、あれやこれやと絶賛する家来 >>670
そもそも小説なんて伊藤作品に限らず全般的にそういうものですしお寿司
何分かりきったこと書いてドヤ顔してんだか ですしおすし久しぶりに見た
加齢臭キツすぎだろお前
で、小説って全般的にそういうもの?マ?
伊藤を擁護したい一心で本当にそんな暴論口にしちゃって大丈夫? じゃあ、
お前の顔を立ててこう言い換えよう
小説を含む商業コンテンツが皆「そういうもの」だとして、
伊藤計劃以後()界隈は、
その空虚さ滑稽さが他の作品に比べて際立ってる。
と 連投までして必死すぎだろ
JP 0Hff-aWPA君の顔を立てて言ってあげるが、空虚さ滑稽さが滲み出てるぞw >>674
こちらのレスの「顔を立てる」は
>>671の「そういうもの」をいったん肯定してしたからこそ成立してる
でもお前のレスってこちらの顔を立ててる要素ないよね
顔真っ赤にしてオウム返ししただけ
伊藤計劃信者は日本語下手糞 発 者 同 . 。_ ____ 争
生 同 .じ . /´ | (ゝ___) い
.し 士 .レ .__/'r-┴<ゝi,,ノ ro、 は、
.な で .ベ ∠ゝ (ゝ.//` ./`| }⌒j
.い し .ル } ⌒ /`ヽ、_∠l,ノ ・ヽ´
.! ! か の / ´..:.} >、、___, .r、 ソ、`\
/ ..:.:.} / |∨ ` ̄
/ ..:.:./ | 丶
/ _、 ..:.:.:.{ .{.:.:. \
{ ..:Y .ゝ、 {.:.:.:.:. ヽ
|、 ..:/ 丿 .:〉 >.- ⌒ . ヽ
/ {. ..:./ ソ ..:./ .( ..:.:.:` ..:}
./..:.:}.:.:./ ヘ、 ..:./ .\ ..:.:r_,ノ、.:.:}
./..:.:/|.:/ {.:./ X.:.:}.} X X
/..:.:/ .}.:| }:/ .Y丶ヽ Y.:Y
. __/.:/ { } 《.〈、 _,,__>.:》丶 Y.:\
/.:.:.:.:.::/ !.:.:ゝ ゝ.:. ̄ヾ ´:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾゝ \.: ̄> ですしおすし、とか、AAとか
ここはやたら加齢臭の強烈なスッドレでつね スッドレでつね、ってのも加齢臭プンプンだけどな
IDコロコロしてまで粘着してるけど、既に鬼籍入りした伊藤計劃に嫉妬でもしてるのかねえ
悔しかったら自分で作品書いて出版すりゃいいのに 「文体はギブスンのスプロール三部作」
「言葉が人を殺すネタはディレイニーのバベル17」
「チョムスキーの生成文法の企て云々は山形浩生」
「SFガジェットはメタルギアソリッド」
「先進国が後進国の犠牲で成り立たせる不正義の平和という政治観はパト2」
「オチはハーラン・エリスン」
つまり、伊藤計劃以後()という「現象」とは、
パクリと、底の浅いパロディとなぞなぞしか脳のないゴミ作家でも、
夭折の天才扱いにしたら商売出来るやろ!と考えたハヤカワの恥知らず糞キャンペーンでしかない
そんなもんに乗せられたバカがカッコつけても滑稽なだけなんだw 伊藤計劃自身のオリジナルと呼べる要素ってなんだ?
ときメモとかナウシカとかハルヒとかイニDとか、ほかにもあるのかもしれないが、
要するにそうした寒くて薄っぺらなパロディをエスピオナージにぶちこんだこと?
それともジョン・ポール(ひでえ名前だな)とルツィアとクラヴィスの安っぽい三角関係ドラマ? まあどうでもいいかこんなゴミ
「自分のことを賢いと思ってほしくて仕方がない馬鹿が書いたゴミ」
伊藤計劃作品ってそれ以外のなんでもないしね
案の定アニメも全部爆死したようだ、なんでこんなのが売れると思ったんだかw 自分のこと賢いと思ってほしくて仕方がない馬鹿がなんか知ったかぶって偉そうに論評してるよw
パクリ?オリジナリティ?はぁそうですか
現代のSFというジャンル自体、世界的にはギブスンやディックやクラークetcのパクリからみんな出発してるわけだし、
そのクラークだってウェルズやヴェルヌのパクリから出発してるし、元々オマージュとパッチワークまみれのジャンルで今更何を騒いでるのとしか思えんわ
じゃあお前が何かオリジナリティのある作品を書いてみて範を示して見ろよって話ですわ dアニメでの配信終わっちゃうから虐殺器官見てみたけど全然理解できなかった
本読めばわかるのかな? 理解出来ないってのは具体的に何が分からんと言うのだ? 虐殺文法とやらの仕組みがいまだに分からない
確かにこれまで人類は言葉の力、スローガンの力によって多くの人々を虐殺してきたという実例はある
ラジオの言葉を聞いたことをきっかけに人々が殺し合いを始めたというルワンダ内戦がまさしくそうだし、ボスニァ・ヘルツェゴビナ紛争やダルフール紛争もそうだろう
でもそれらは経済格差や宗教・民族的な確執、時の政権による分断統治などといった複合的な背景があって、言葉の力はあくまで副次的な要因にしか過ぎなかったと思うのよね
自分は浅学だから難しいことはよく分からないけど、マスメディアや政権を100%信用してるわけじゃない
誰々を殺せというプロパガンダ放送が流れたところで、唯々諾々と従うなんて到底思えないなあ この作品はフィクションです
人間の感情や思考に影響を与え得る言語(深層文法)と、それらを生み出す機能が人間の脳に備わっている、という仮定を基にしたSFです
作中の言語、文法、器官は架空のものであり、実在の言語、文法、器官とは関係ありません >誰々を殺せというプロパガンダ
たしかに理解できてなさそうだな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています