・俊樹(町長)は昔民俗学者で、糸守に伝わる神話にも独自の解釈をしていた
・宮水神社は編み物の力で星を撃退した逸話を持つ「倭文神」を祀っており、二葉(三葉の母)は編み物を「人々のムスビ」だと解釈していた
・数年前、二葉に免疫系の病気が発症。二葉が「全部ムスビだから〜」で治療を拒否したせいもあり手遅れになり死亡、最後に「私が死んでも、それは本当のお別れではないから」と遺言を残す
・二葉の死後も町民は「ムスビだから〜」で死をすぐ受け入れてしまい、死を悲しまないことに反感を抱いた俊樹は、宮水神社中心の糸守町の体制を壊そうと町長になる

2013年
・上空の割れた彗星が神話の描写と符合することから、古代の糸守に落ちた隕石も彗星であったことを悟る
・三葉が町長室に到着。
・もし三葉の言う通りに彗星が落ちるなら、それを信じてやれる父親の自分が町長という避難指示を出せる役職についていることは、二葉がつないでくれたムスビではないかと思い当たる
・三葉に二葉の面影を感じた俊樹は、まだ自分と二葉のムスビを確信。二葉の「本当のお別れではない」という言葉の本当の意味に気づき、二葉がつないでくれた奇跡を信じて、避難指示を出す。