君の名は。 質問・考察スレ11 [無断転載禁止]©2ch.net
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次スレは>>950、建てられない場合は安価で
安価無しの踏み逃げの場合は宣言してからお願いします
「組紐理論」とも呼ばれる独特な時間軸や入れ替わり描写が、物語の根幹にある君の名は。
それらに関する考察をまとめたり、議論したり、或いはありがちな疑問に答えるスレッドです。
例:入れ替わりの記憶が消えていく過程、日付のズレに気付かない(気付けない)理由、三葉が髪を切った理由…
※彗星の軌道、列車の路線に関しては明確な描写ミスなので対象外
アンチと信者が交わる、それもまたムスビ
映画『君の名は。』公式サイト
http://www.kiminona.com/
君の名は。 質問・考察スレ10
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/animovie/1484804992/
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>389
最初のNHKはちゃんと太陽の周りを回ってるから、
どこぞの民法テレビ局がやらかした説 新幹線はカット割りを優先して敢えて逆にしたって、どこかで言ってたよ >>390
最初の登場時は、彗星の拡大画像がすでに分裂してるという問題が… 彗星の軌道は古澤Pが円盤で直すってツイートしてたはず
弁当の賞味期限とか他の事も監督は舞台QAで直すって言ってたらしい ただ新幹線みたいに分かっててやってるのは変えないだろうから
どの程度変えるのか今から予想しておいて円盤出たら答え合わせするのも
面白いかも 御神体への川わたるとき一葉の影がないの追加。
やばいやばいよひとりで(学校)いくわ、の四葉が玄関でて閉めたとき、すりガラス越しに見えるように。
9月上旬と10/4の宮水家の庭の絵が、花考えるとたぶん逆になってるから、そうなら入れ替え。 >>390
軌道図は天文ファン的にはどうでもいい領域、マスコミがいい加減なのはいつものこと
気になるのは
かけらが分裂するタイミングと
流星の輻射点と彗星本体の位置の描写と
落ちてくるかけらの描写
かな?
1200年周期の彗星が毎回地球近傍を通るのは笑ってすませるとして >>397
その辺は気になるね。
天文ヲタとしてほぼ同感。
大部分は見かけ優先の結果だとは思うんであまり気にしないが。 >>397
ちいさなカケラなら9/3の解説時点で分裂ずみ。
運命だとか未来とか、のあたりで画面左に日本列島がみえるから東側から接近してるはずだけど、他のシーンはすべて西の空に彗星あるんだよな。 >>399
1.彗星も隕石も東の空だと、彗星がショボく見える。
2.同じく西の空で、西空の彗星から隕石落ちてくる感じだと、隕石群が彗星から70km/sくらいで射出される必要あり。また、隕石群は西から東。
3.彗星は西、隕石は東からで一〜数日前分離で一番いいが、直前分離のシナリオに合わん。
ただし、2+3で、隕石群東から、彗星は落下する頃は西まで移動してる、はありえる。その場合は西空の彗星から隕石落ちてくる描写にはならん。
結局見てくれ重視で第二+第三案、となったんかねぇ。 >>400
個人的には3.のシナリオが一番いいと思うんだ
分裂したかけらは鉄分主体で氷がほとんど無いからコマが形成されず、直前まで発見されなかった、、、で
て、やっぱり、彗星本体と、それに付随した流星群は、同じ方向に見えた方がかっこいいからら、テレビはそこばっかり撮影していたと >>401
なるほど、その手があるか。
でも彗星から割れて出てきた描写にはならんから、ここは難しいねぇ。
現実を捨て、現状がベターっぽい。 近地点のあと近日点だけど、逆にすれば太陽を公転する地球を追いかける形で近日点になる。これなら見かけ上は西から東に移動する彗星になるから都合はいい。
>>401
数日前分裂だと落下地点の予想が可能になるだろう。 >>403
>数日前分裂だと落下地点の予想が可能になるだろう。
彗星本体ですら太陽に近づいてコマを形成しなければ観測できないのだから
鉄だけのかけらが分離してもほとんど氷がなければコマが形成されず観測不能
多分大気圏突入まで誰も発見できない
でもこれだと発見から落下まで1〜2分しかなくてドラマ的に難しいから
多少の氷が付いていたので地球近傍でやっと発見された
というシナリオだ >>403
最初は自分もこれだと思ったわ。
これなら整合するんだけどなあ。
これについては、太陽回る方含めたTVの解説が間違っているとすればokだと思う。
実は最初からこっちの予定で、円盤でこれも直してたりして。
地球回らぬ軌道図が出るくらいだから、それも単純ミスもあり得る?
小説には記載ないよね? >>405
しかしそれだと、隕石群の描写が合わないんだよな。
大気圏突入前は>>404のような考えで彗星と同様小さな尾を西から東に引くことは可能だけど、
映画では目に見えてすーっと東から西にはっきり動いて消えていくものがいくつかある。
これは大気圏突入した流星・隕石と考えなければならないが、
それだと西から東に動いて彗星の尾とは逆方向に軌跡を引かないとおかしいということに。
結局見た目重視の美しい眺めだったとするのがよいのだろうなあ。 三葉の魂がどうとかは過去考察で色々でてるから参考にするといいよ
まぁ答えなんてないんだけど 正直天文ヲタの考察にはついていけまへん(^^;
で、最近読んだヤホレビューでなるほどと思ったのが
彗星から割れた隕石が精子の隠喩という事は了解されてると思うけど
それに対応して糸守湖の湖面を彗星が真っ二つに割って映っているのは
女性器の隠喩だというもの
ただそのレビュワーは変電所がクリトリスだと言っててそれはどうかとw >>404
地球まで12万kmまで接近だから、レーダー観測とかしてるんじゃない?
>>408
精子が女性器を割るんですか?いくらなんでもそれは無茶。 >>409
>地球まで12万kmまで接近だから、レーダー観測とかしてるんじゃない?
えと、たしか日本からアメリカまで1万キロほど
地球一周で4万キロ
12万キロ先が見えるレーダーはちょっと想像できないなぁ >>410
地平線の都合で日本からアメリカはレーダー観測できないけど、彗星は違うから。 >>408
受精後三葉になるんだから、あの精子はとしきのものって事になるわけだけど、
そう考えるとちょっと萎える。 >>414
若い燃える民俗学者の時の俊樹だし、いいじゃん。 隕石本体の周囲を落下してた13条くらいのミニ隕石についてなんだが
ミニ隕石の被害は報告されてないし新糸守湖周辺にもそれらしい傷跡は無いよね?
でも三葉の死亡シーンでミニ隕石によるものと思しき巨大な煙の柱が
湖面か対岸に二つ三つ生じてるのが確認できるんだがアレはどうなったんだろう?
あと、隕石落下シーンでは隕石本体が一番突出してるのに
死亡直前の三葉視点では隕石本体よりミニ隕石の方が先に着弾してたようなんだが
それもまたどういう理屈なんだろう? TV中継とかのシーンで大気圏突入しては消える小隕石が、大隕石落下前から映し出されていたよ。
中坊瀧が観るシーンでも出てたかも。
大隕石より前に落ちてる欠片も多数あるという表現だろうと思う。
考えて描いているかどうかは知らんけど。
>>400の2.の感じなら、尾の方向に隕石は飛んでいるので、頭方向に突出している大隕石が後から落ちる描写にできる。
ただそれではいろいろ矛盾があるのも指摘されている通り。 上空のミニ隕石は落ちる前に消滅
三葉の周りに落ちた細かいのは衝突前に本命から分離した破片って事で >>418
そういうものが本体より先に落ちることはないよ。 >>420
物理法則だからとしか言いようがない。運動する物体から前方に分離するには、何らかのエネルギー源が必要。たんにボロっと剥がれるだけなら、同時に落下か遅れて落下することになる。 であればはるか上空で分離した時点の破片が一緒に落ちてきたと考えれば
雲を通り抜けてる時は距離が近くて小さいので何も無いように見えてるだけで
どちらにせよ実際の時差は1秒もないくらい一瞬なんだよな
三葉視点だと数秒の出来事に見えたけど傍からでは落ちてる物が見えないくらい速いし >>421
彗星本体からの噴射が一度ではなく、隕石群として落ちてきていれば問題なし。 >>423
ああ、本体ってのが彗星本体なら問題ないね。
引き絵で隕石本体以外は高空で燃え尽きてる描写に見えるから、隕石本体からそのあとに再分裂したという意味に取ってました。 >>421
単に剥がれるだけなら
同時だけじゃないのかな?
遅れる方向へ加速する力の源が無いよ
隕石や小さなカケラの氷が温度上昇等で蒸気化、噴出した、と考えるなら
隕石の前後左右全ての方向に小さなカケラが散らばっていても問題ない
遅れる方向だけに力が加わるように氷が分布しているような情報は今のところない(作中、現実とも)
なので俺の考えは、隕石の前方に小さなカケラがあっても不思議には思わない >>425
小隕石と大隕石の時差にもよるが、
小さい方が大気減速を大きく受けて、遅れて悪化、はありえる。
でもまあ、たぶんにバラけた隕石群としてやって来たってだけでいいんじゃないかな。大隕石の前だけでなく、後にも小隕石も流星もあると思われる。
SL9みたいに大小の隕石が立て続けにやって来る感じで。 >>425
水蒸気の噴出で小片発生する場合、秒速30kmの隕石の前方に打ち出せるエネルギーに足りないと思うよ。
側方や後方にはバンバン飛んでくだろうけど。 >>427
真空中なら前も後ろも一緒だよ
あくまで初速はカケラ本体も、小さなカケラも一緒なんだから
単純にd=maで近似できる
大気圏突入後は空気抵抗あるから別だけど >>427
それ関係ないよ。
全方向、相対速度が同じなら同じ。
前方の方がエネルギー速度二乗で必要エネルギー必要ってのを気にしてるかもしれんが、それは観測者次第。
隕石噴出物自体が既に隕石の速度持ってるのを計算にいれれば帳消しになる。
アニメ映画スレでなにやってるんだ俺(^^; 何度見ても2021年テッシーの老け具合が気になる
26歳に見えない
やはり“何故かやってしまった”爆破事件やテシガワラ建設の建直しで心労が増したのか 三人で新幹線に乗って飛騨を訪ねる車窓から見える大きな風車みたいな建物と大きなビルは浜松あたりにある建物? >>437
東京からだと、豊橋駅を過ぎてちょっと
行ったところ。 初書き込みなのですが、「彗星が人工天体である」という話は出ていましたか?
そこら辺の話題はもう語られて終わったのかが気になっています。 436 名前:名無シネマさん(兵庫県)(ワッチョイ cfac-hrO6 [121.82.217.178]) :2017/05/14(日) 22:40:58.04 ID:wAJvdxKj0
>>417
ティアマト彗星については、本篇の中にプロップとして「ティアマト彗星は人工天体だった」と
わざわざ書かれているので、人類より遥かに進んだ文明が、入れ替わり現象も含め関与
しているんでしょ。
次回作は、ほしのこえ」の語り直しで、中国や日本で馴染みの七夕伝説辺りをベースに、
その辺を語るスペースオペラだったらいいのにな。本格的なSF作品を観てみたい! 446 名前:名無シネマさん(禿)(オッペケ Sr27-0r/x [126.200.56.121]) [sage] :2017/05/15(月) 07:13:40.24 ID:RnAvy/IVr
もともとこの作品はクラークの「都市と星」、ウィリスの「航路」などが
骨格になっているように、記憶や情報を管理された都会人と、辺境で
代々受け継がれた超能力を持つ聖地の人間の出会い、というSF的な
設定が根底にあるのだけれど、完成された作品では思いきって
マニアックな部分や説明的なセリフは「分かる人は分かるはず」と
描写を刈り込み、伏線は「絵」で見せて無意識に理解させつつ、
現代のラブストーリーとして見られるように作った。
(定期的に観測船を落下させるのは「航路」のネタ)
オタキング岡田なんかは、全然話が理解出来ていない
感じだったのに、「会いたくて長い道のりを超えてくる
彗星と主人公たちを含めた、宇宙で無数のムスビの軌道を
描いている天の川伝説」というモチーフは初見の頃から
語っていたから、SFファンにはお馴染みなんだろうな。
多くの観客は、当所予想していなかった時間のズレが組紐の受け渡しで
成立していたり、女系の血脈が超能力を受け継いでいるといった設定を
「絵」でスッと理解していたからクライマックスを受け入れて感激した。
「観客はバカじゃない」と信頼した新海監督の賭けの勝利だったわけだ。 下地にはしてるけど中途半端に打ち捨てられた設定
外伝の様に深く掘り込まれた跡も無い 結局宇宙人説は確定なのか?
まあ実際に映画に取り込むと話が中途半端でチープになるから
完全に隠蔽して正解だったけど 航路については説明が不足していて、
主人公が別の世界の夢を見ると言う所の方こそが構成上似ているし、活用され切った部分
でも、そのような構成は既に韓国映画や新海の奥さんが出演した映画などにも類似点が指摘されている
てかさぁ、誰かが書いた話の真似しかやってないとしたら、そいつはクリエイターとして二流ってことなんだが。
転校生や古代神話持って来る人も含めてそこまで元ネタの趣旨に固執する必要があるのかね
もっと言えば米国作家はともかく、日本のSF界隈なんて3.11以降でまかせばかり呟いて信用無くした連中だよ。
「メルトダウンはないだす」の菊池誠を擁護したり原発に夢見てる野尻とか 442です。
やはりそこまで深く掘り下げた設定ではなかった可能性が高いのかな…
色々と突っ込み所が多いストーリー構成だと感じていたのですが、「彗星が人工天体」であるなら「SFとしての裏設定があったが敢えて演出していなかった」のかな?と考えてここに投下してみたのです。
また明日か明後日に書き込むと思います。 >>448
続きです。
やはり新海誠という作家は映像表現にその才能があって、宮崎駿のような知識と思想性に裏付けされたストーリー構成のような「深み」はまだない、という結論になるのかな。
逆にその作り方を手に入れたら凄いと思うんだけれども。 >>448
単に、それが本題ではない、ということでしょう。 >>449
それとは違う方向性で大成功した例だと思うぞ
なんでもかんでも大御所をなぞる必要は無いとかと
他に感化される事なくこの方向で極めて欲しい 442です。
勿論、大御所をなぞる必要などどこにも無いんですけど笑
ただストーリーがどれだけ練り込まれているか?
についてはまた別の問題かなぁ、と。
「内容の深みは重視しない」と本人が公言してしまっているのなら別なんですけどね…
元々映像的なセンスは間違いなく「天才」の部類に入っていると思うので、後はこの部分にどういうスタンスを取るか?に興味があります。 君縄はこれまでのより深みあると思ったけどね。
俺に言わせれば、知識が欲しいなら庵野みたいにペタペタ羅列すればOKって話にしかならん。
その証拠が俊樹の民俗学的事績で、周知のようにアナザーサイドではその薀蓄、
宮水神社の裏設定が読めるが、俊樹と二葉の話は本編から切られたんだよね。
それを加納氏が小説として再生した。
どうして本編から切られたかと言えば、話の焦点がぼけるから。
そして親子関係について最低限必要な情報は残したと新海が考えているから。
薀蓄欲しいなら自分で岩波でも買って読めばいいのでは。
もしくは実写でCGに頼ってない、大御所や思想系の舞台俳優主演してる作品観に行く。
ただし、一言言っておくが、君縄にずれた評価下して顰蹙買ったの、往々にしてそういうインテリだよ。
もののけ以降の宮崎は説教くさいという一般的な批判、的を射てると思う。
実は去年のテレビインタビューで宮崎自身が
「環境とか何とか言ってきましたけどね、結局映画作るのが趣味なんです」とはっちゃけてる。
シンゴジラと君縄は見てないと回答した、養老氏と一緒に出た奴。 やはり思い切りの良い取捨選択が良いな
普通はここにもっと説明をとかここが分かり難いからと色々詰め込んでくので
結果情報量が増えすぎて本筋が薄くなるもんだが
分からないままでも本筋に影響しなければバッサリ省略する技法が素晴らしい
お陰であまり頭を使って考える事無く流れに身を任せる感じで見られるんだよな
だからアトラクション的な映画と例えられるわけで >>453
アナザーでの補完は非常に評価が高い印象なので今度買って読むつもりです。
問題は、アナザーでの深い掘り下げが「新海誠が意図して切り捨てた内容なのか?」それとも「新海誠の意図をアナザーの作者が独自に補完したものなのか?」ということなのです…
あくまで範囲を日本の中での「不満点」として語るのですが、知識の「羅列」と作品への「関連付け」は違うものだと僕は捉えていますよ。
因みに、つい最近もオタク界隈を中心にブームを巻き起こした「けもフレ」も念頭に置いて考えています。
もしあのレベルでの「裏設定」を新海誠が出して来たら、「君の名は。」に不満を持っている層もかなりの比率で肯定派に回るだろうと個人的には考えています。 >>454
例えば(海外の実写作品ですが)所謂「脳筋バカ映画」の体裁を取っている「キング・オブ・エジプト」は、なんだかんだエジプト神話をしっかり噛み砕いた上で「バカ映画(褒め言葉)」に仕立て上げています。
そういうバックボーンの深さがあっての「アトラクション映画」として、「君の名は。」が作られているのか?
という所に僕は興味があるのです… アナザーは新海が考えた大まかな設定を筆者が独自に掘り下げたものだったはず
だから飽くまでひとつの可能性ってだけで正解そのものとは言えないみたいな
まあ新海本人があえてそこまで考えない人だからどこまで行っても正解は無いって事になるけど >>456
「雲の向こう、約束の場所」にこのような台詞がある
あの瞬間、僕たちには恐れるものなんて何も無かったように思う。
すぐ近くで、世界や歴史は動いていたんだけれど・・・。
でもあのころは、汽車に漂う夜の匂いや、友達への信頼や、
空気を震わすサユリの気配だけが、世界の全てだと感じていた。
「世界で起きてることなんて僕らにはちっとも理解できないよ」というのが新海監督の世界観 まあだから万年思春期の自閉監督と呼ばれてるんだよな新海
世界を見てないから本人の哲学も思想も中学生レベルでストップしてるのは明らか
上っ面だけよそから借りてきてツギハギしてキラキラ写真トレス絵を貼り付けたものを「新海作品」とか言われるとイラッとする ネットの情報だけで世界が分かったつもりになるのは哲学? >>458
良い意味でも悪い意味でも、新海誠の作品は「内向き」なんですよね。
それがカルトな人気を生み出し、ノレない人には拒否反応が出てきた(「君の名は。」でも比率は逆転したが同じ構図がある)というイメージがあります。
ただ、「言の葉の庭」「君の名は。」と、少しずつ洗練されてきているのは事実で、それに比例(という表現では足りない程に)ファン層がどんどん拡大している、という現象が非常に興味深いです。
僕は新海誠という作家に「現在も尚、成長期の只中にある」のではないか?という「期待」のような感情(もしくは見立て)があるのですが、その「見立て」は正しいか?というのがこの考察スレで語り合ってみたいテーマになっています。 >>459
「君の名は。迄の新海誠」が作って(語って)きた「物語」においては、完成度というか「起承転結性(物語としての構造)」が常に弱かったイメージを持っています。
出てくる言葉や題名と「ストーリーから受け取るもの」の深さ(浅さ)がチグハグだったり、
エモーショナルなシーンなりクライマックスの後に期待される「登場人物達の成長(もしくは変化)」を感じる事が出来なかったり。
入り込んだ世界に放置される様な感覚がありました。
ただ、新海誠は少しずつ(もしくは劇的に)語りが上手くなってきてもいる気がします。
特に川村元気及び東宝スタッフと繰り返したディスカッションにより、「物語としての起承転結性」が此れ迄の(「未熟」なのか「独特の作風」なのか評価が分かれる)作品とは比較にならない程に完成度が高くなったのは認めても良いかと思います。
では、その「作家(語り手)としての成長」が、今回がピークなのか?今後更に「物語の構造」が洗練され深みを獲得して行くのか?
正直測りかねている(からこそ、どうしても期待してしまう)のです。 純文学で傑作扱いされてる作品は
「デパートの棚にレモン置いた」だの「蜂の死骸を飽きるまで眺めた」だのそんな話ばっかりだけどね 余程金が無いのでなければ公式ガイドやアナザー買ってから言えよ的な。 >>464
太宰治レベルの天才ならまだしも特に「最近の純文学」にはあまり興味無いので…
映画やアニメ・その派生作品での文脈で話を進めたいですね。 >>465
アナザーは(今月約一万円近くAmazonでポチってしまったので笑)来月購入予定です。
公式は…新海誠の資料として最適なら買った方が良いのかな?
読み応えはありましたか? >>467
監督はじめとして作り手が何を考えたのか考えたければ、インタビューの類は必要じゃないかな。
最低限公式ガイドブックはあってもいい。
作品を楽しむだけならなくてもいいけど。 本編小説とアナザー小説は読んどいて損は無いな
本編は主役2人の視点で書かれてるから映画には無い心の声が色々分かる
ただ映画と比べて演出やセリフ等が結構違うのが少し気になる
アナザーは部分部分に映画と全く同じシーン全く同じセリフが出てきて完全にリンクしてる
まさに映画の補足としてすんなり入れるし内容的にも多くの疑問が解決できて素晴らしい
ただ飽くまで1つの可能性の話でしかないのが残念 文芸路線向きは新海誠Waker
モノづくりならCGワールド、MdM >>468
「君の名は。」関連のネット上の記事、新海誠氏が出られている動画(ラジオ含む)は粗方チェックはしているのですが、それ以上の情報が公式ガイドに有るかが気になっていんですよね…
ただこればかりは自分の目で確かめないと分かりませんよね笑
来月の購入を検討します。 >>469
アナザーはどのレビューを見ても概ね高評価ですよね。
僕も購入を決めています。
本編の小説は…以前数行読んだのですが僕の嗜好には合っていなかったので躊躇する部分もあります。
もう少し調べて購入するか検討したいと思います、お勧めありがとうございます。 >>470
ありがとうございます、新海誠Walkerを調べてみましたが、「新海誠という作家の考察」にはこちらが適している様な気がしました。
(来月になりますが)購入したいと思います。
元々ビジュアル面で「君の名は。」には全く文句はないので(表現方法や演出には所々「これはどうなんだろう?」という箇所はありましたが…)CGワールド等は今の所購入はしなくても良いかな?と考えています。 流石は考察スレ…
肯定派も否定派も一定以上のレベルの書き込みが多く、凄く刺激を受けますね。
レスポンス頂いている方々に感謝です! >>466
これ志賀直哉と梶井基次郎だから太宰より年上だよ >>475
そっちですか笑
すいません、その2人とも僕の好みには合わないので… 過去作は起承転結が弱い、という指摘に対して
あの作風はそれなりの効果を期待してのものだと思う
ストーリーの弱さにはほしのこえ時代から自覚的だった
「ストーリーは弱くてもいい
描きたいのはストーリーから導かれるシチュエーション」といった具合に
(bsアニメ夜話ほしのこえ回にて、かまたゆたか氏が監督とのメールでのやり取りから明かす)
秒速5センチメートルのクライマックスについては美術作品集「空の記憶」の巻末に載せられたインタビューでこう語っている
『スター・ウォーズ』のような映画なら、作品の中に確固とした世界観が作られていて、
観客は映画を観ながらその世界の中に降りていって、そこで与えられる物語を楽しむわけですよね。
わりと一般的なエンターテインメントのあり方です。でも『秒速〜』はそういうタイプの作品ではない。
だとしたら違うやり方で終わらせたいと思ったんです。
観客が作品世界の中に降りていって楽しむのではなく、作品が観客の中に手を伸ばして、何かを引きずり出すような。 君の名は。を語るにあたって監督自身の作家性と軌道を探るために過去作の話を多くしたい
監督は初期の作品群で続けて「強大な世界に敗北する若者」を描いていた
強大な世界とは第一に、主人公等を引き裂く運命だろう
ヒロインを連れ去る国連軍、永遠に覚めない夢、親の都合で引っ越し…
規模も種類も違えど大いなる流れの前では主人公等は無力である、という点で等しい
ー本当に、あれは特別な夏だった。
でも僕を囲む世界は、この先何度でも僕を裏切る…(雲の向こう、約束の場所)
第二は時間である
時の流れはどれほど強い想いも変質させてしまうものだ
ーぼくとミカコの時間はどんどんずれていく。
だからぼくは目標をたてた
もっともっと心を固く冷たく強くすること
絶対に開かないとわかっている扉をいつまでも叩いたりしないこと
オレは一人でも大人になること(ほしのこえ)
ほしのこえと秒速5センチメートルはどちらも
同じ物語構造を持っている
(惹かれ合う二人が距離と時間に引き離される、
やがて過去と対峙し感情が爆発する)
キャラクターの周囲を取り囲む綿密な背景美術
ロングショットの多用
そしてゆったりと流れる時間(ゆっくりと降り積もる雪、舞い散る花びら)と10年単位のジャンプが生み出すコントラスト
これらの演出は単にアニメーション表現として斬新なだけでなく、彼が描こうとしたテーマそのものに寄与するものであった >>478
ほしのこえと秒速が同じ構造、ってはないで思ったけど、ほしのこえって監督はあのアニメEndingでおわりと考えてたのかな。ハッピーエンド?の漫画版や小説版はあるけど、新海だけの作じゃないんだよな。
切ない気持ちを感じて悶えてもらいたい、のが彼の本意? >>480
ごめん、誤入力。
構造、ってはないで思ったけど、
↓
構造、って話で思ったけど、 >>481
なるほど
小説版とかは二次創作と捉えていいんじゃないかな そもそも原作:新海 誠
って書いてあっても彼は殆んど関わってないと思うよ
仮面ライダーなんて石ノ森氏の没後も毎年「原作 石ノ森章太郎」だからね 映画だけ見ても完結するから要らないと言えば要らない
しかし、
当人の書いた小説まで二次創作だと言い出すとなると読まずに決めつける情弱乙としか >>485
ん?
>>483までは ほしのこえの話だよ? 元々新海は色々と人に無い個性や能力を持ってたがどうも思考が少々一般人とずれてる
それが原因で一般受けしてメジャーにならなかった
ただそういった所が気に入ったマニアックな人からは強い支持を受けていたと
しかし今回は製作に多くの人間が関わりシナリオからして多人数で調整された結果ずれが補正され一般受けする内容になったのが大成功の要因
やり過ぎるとせっかくの個性が薄れてしまうので加減は難しかっただろうけど
次も同じような体制で出来るといいんだがもし新海1人に任せるとまたマニアック路線に戻るだろうな >>487
インタビューで見たんだが、本来三葉は地元の先輩に片想いしてる設定だったんだと
それを川村元気が訂正して代役として奥寺先輩が生まれた
個人的には訂正以前の方が良かった >>488
それは初耳だ
俺は今回の設定で良かった
三葉は一途の方が色々とイメージ的に合ってる
そこも一般受けに合わせて調整されたって事か
やはり新海1人に任せると危険過ぎる >>486
そういうことなのか、すまん。
>>488
川村Pは聖母化したと言っていたね。
しかし、実際の映画を見ると三葉って聖母に見えないんだよ。
仕事として神社やってますって意識がありありしてて、我欲があって結構間も抜けてるので。
人間関係の部分だけが聖母化されている。
この話に対する反応を見ると男受けは良いが、その分潜在的女性客は取り逃したとも言える。
ただ、奥寺を消して糸守側に男を追加すると、飛騨旅行は司と二人だけ、
無理矢理3人にするとしても高木を加えて3人となるので、
東京組が男女の感情表現をバランスよく取り込めなくなる。
糸守側はテッシ―が三葉に淡い感情も抱いているので、
更に追加された男との間で無駄にバチバチ火花を飛ばすのかも知れない。
どっちも振られるとなると辛いし、やはり作劇上のバランスは悪くなりそう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています