>>92 文庫本8巻の後書きかな?
作品のテーマを裏切るなんて、原作者としてどうなのかと目を疑ったな...

実は、幻の劇場用 『遊☆戯☆王』 の企画がありました。

『遊☆戯☆王』 のアニメが終了し、
続編作品として舞台背景とキャラクター設定を引き受けた 『遊☆戯☆王GX』 の放映も一年を迎えようとした頃、劇場用の話が持ち上がったのです。

これは面白そうかも!と思い、こんなタイトルさえ用意していたのです。

『遊☆戯☆王 vs GX!!』

昔、「マジンガーZ 対 デビルマン」 とか期待させた劇場まで行った挙げ句(歳バレるなぁ…)全然闘わないじゃねぇか!!と怒った懐かしい幼少の頃から、この手のタイトルには、何故か胸がときめくものがあったのです。

ストーリーはこんな感じです。

伝説の決闘者達の街−童実野町に修学旅行で訪れたアカデミアの生徒達。その中に、一際眼光の鋭い天才決闘者が、遊戯達を倒すべく機会をうかがっていた。それが神秘のタロット使い・斎王琢魔というキャラクターでした。

ひょんな事から出会った遊戯・城之内と十代達。そして海馬コーポレーションに接触し、陰謀を謀る斎王。
童実野町が、新たな決闘の舞台になるという!壮大な展開?だったのです。

問題は、アテムを復活させるかどうかを悩んだのですが、やはり、原作のテーマを裏切る事になるので、今後も姿を見せる事はしないと決めています。

結局、この企画は流れてしまいましたが久しぶりに頭の中で、遊戯達が活躍したので楽しかったです。

遊戯と十代?
もちろんヒーロー同士は闘いませんよ。 映画ではね!

平成十九年 8月10日 高橋和希