登録者9万5千人のセガ社員の内田さんのライブ視聴者数についてですが、ほぼ全てのゲームで1500人から2500人の範囲に収束しています。特筆すべきは、20年以上前に発売された「サクラ大戦」などのレトロゲームでもこの数字を維持できている点です。宇内さんの直近のライブでは「バイオハザード4リメイク」で500人以下の同時視聴者数であり、ほぼ同じくらいのチャンネル登録者数ながら、3倍近い差が生まれています。

このような数字の差は、先述の通り業者による動画の拡散の影響が大きいと考えられますが、TBSのような大企業がこのようなステマ法に抵触する手段を選択することは難しいです。そのため、地道にチャンネル登録者数を増やしていくしかないでしょう。

セガ社員の内田さんが現在達成しているライブ視聴者数を宇内さんTBS陣営が出すためには、チャンネル登録者20万人は必要だと思われます。この数字の根拠は、セガ社員の内田さんが現在出しているライブ視聴者数は30万人クラスの女性実況者が出す数字だからです。宇内さんのネームバリューがあれば、それにプラスされることで20万人程度いれば充分に達成できるでしょう。

2024年に発売されるセガの「龍が如く8」は、販売本数が30万本に達しないとの見通しがあります。これは通常「爆死」と呼ばれ、セガのマーケティング部門に所属する内田さんの社内評価に大きな影響を与える可能性があります。セガは非常にドライな社風で知られており、内田さんの今後の進展にはここで何らかの変化が予想されます。

極端な話、内田さんがセガを退職し、本職がユーチューバーに転身すれば、数字は実態の数字に戻ることになると考えられます。寄生先を失った時点で、内田さんの手法は意味をなさなくなるからです。

その状況は、早くて1年、遅くても内田さんが40歳になる2年程度で到来すると推測されます。宇内さんTBS陣営は、それまでセガのゲームに関わるのを避け、任天堂やスクエニ、カプコン、コナミのゲームを実況するなど、王道のチャンネル運営を継続することで、名実ともに女子アナゲーム実況者ナンバー1の地を確立できるでしょう。