ヤクザ、資金不足深刻で「ベンツ離れ」加速…トヨタのプリウスやミニバンが人気のワケ

2016/03/29 06:01Business Journal
ヤクザ、資金不足深刻で「ベンツ離れ」加速…トヨタのプリウスやミニバンが人気のワケ
ヤクザが乗るクルマといえば、黒塗りの「メルセデス・ベンツ」(独ダイムラー)が圧倒的多数を占めていた。しかし、近年、そんな「ヤクザ=ベンツ」という図式に異変が見られるという。

実際、多くの暴力団が事務所を構える新宿・歌舞伎町を歩いて観察してみると、いかにもコワモテといった風貌の人たちは、
トヨタ自動車の高級サルーン「センチュリー」に乗っていることが多く、次に目につくのは、
同じくトヨタの高級セダン「レクサス」だ。
やはり、ベンツに乗るヤクザは少なくなった印象を受ける。

日本自動車輸入組合が発表した2015年の輸入車ブランド別販売台数によると、ベンツはシェア19.83%で、独フォルクスワーゲンや独BMWを抑えて16年ぶりのトップとなっている。
しかし、ヤクザ業界では“ベンツ離れ”が生じている。その背景には、業界特有の裏事情があるという。