もうこんな生活を続けても最後は傷ついて終わるだけやな。わしは頭上の太いロープを見つめている。
彩佳ちゃんが大好きやけど苦しくなるだけ。醜くなる顔、不自由な下半身、生活苦・・
世界は不公平でなりたっている。酷い。
アホやけど元気が取り柄のわしやが流石にもう。
去年の今頃に戻りたい、だが時は戻せない。だだ前に進むだけ、その先に何も希望もない。
ロープがあって、落下して首の骨が折れる音を想像する。ボキッという音とともに肉体と魂とが切り離されれば、自由だ。彩佳ちゃん、先に待ってていい?あの世では友達でもいいんや。手を繋いでくれる?
将棋や釣りもしたい、おはぎを食べながら音楽を朝まで語ろう。
いや、やっぱり怖い・・ダメなファンや、パオーン、うぉーん、やっぱ彩佳ちゃん大好きが終われん。