田中がぼっちアピールをし始めたのはフリーになってから。そもそも彼女がフリーにな
ったのは28歳で、ほかの女子アナと比べると大分早い(たいていの女子アナは、30代に
なってから、もしくは結婚してフリーになる)。田中はぶりっ子キャラ、オリエンタル
ラジオの藤森慎吾と付き合っていたというエピソードで知名度は高いものの、それ以外
の“代表作”を持たないまま、フリーに転身してしまった。

 昨年『ボクらの時代』(同)に出演した田中は、「自分の芸能界におけるポジション
や、求められているものはこの辺だなとわかって、身の程を知った」と発言している。
つまり、自分の商品価値は高いと思って早くにフリーになってみたが、芸能界での価値
は思ったより“下”だったと気付いたということだろう。

 田中はほかにも“闇”エピソードの中で、「私って使い道がない」とか「喜んだりす
ると、悲しいことが起きるから、喜びたくない」とネガティブに聞こえる発言を連発し
ていた。「田中=わがままな女王様」と仮定して、これらを解釈すると、「自分はデキ
るはず」「自分の人生には予期しないような素晴らしいことが起きるはず」という思い
込みが強すぎるから、反動でいちいち落ち込むといえる。

 田中は7月22日放送の『もしかしてズレてる?』で、ぎっちぎちに美容やワークアウ
トの予定を入れ、1人で過ごしていると明かしていた。「1人の時間を充実させるのはオ
トナの証拠」といった説が女性誌を中心に流布しているが、田中のような極度の自分好
きが1人でいると、エンドレスに「自分はデキるはず、それなのに……」と思って自分に
ついて考え、ますますイライラするので、悪循環なのではないだろうか。