田中みな実、「ぼっちアピール」や「闇エピソード」に見る“わがままな女王様”の顔
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20171130-10101048-cyzowoman

 「独身VS既婚」「女子アナVSオンナ芸人」――テレビはこういった具合に、二元論的
に人を分けるのが好きである。テレビの価値観でいうと、独身より既婚者の方が幸せで、
オンナ芸人はモテずに寂しい毎日を送っているはずであって、結婚しても満たされない
女性もいるとか、恋愛を謳歌しているオンナ芸人がいるという解釈はされないものだ。

 こういったテレビの価値観に慣らされ、「条件が揃えば幸せになれる」という考えを
刷り込まれた純粋な女性にとって、最難関職種といっても過言ではない女子アナになっ
た田中みな実の“幸福でないアピール”は、親近感を抱かせるものなのかもしれない。
しかし私から見ると、この人の強欲さはすさまじいなと思うばかりである。

11月27日放送の『もしかしてズレてる?』(フジテレビ系)に出演した田中は、“闇”
をアピールする。田中は仕事を終えて、部屋に帰った時に「胸をぎゅーっとしめつけら
れるような寂しさに襲われるが、電話をする人がいない、こんなに電話帳にいるのに」
と、ぼっちアピールをしていた。電話を数人にかけたけれどつながらないというのなら、
“ぼっち”感があるが、電話をしていないなら、誰ともつながらないのは当たり前であ
る。

電話する人がいないことに腹を立てた田中は、「みんな、いなくなっちゃえ」と電話帳
を削除しようとするものの、「消したら本当に1人になっちゃう」と何度も思い留まって
いると言っていたが、自分の役に立たない人を切ろうとするのは、思い通りにならない
ことがあると癇癪を起こして、「首を切っておしまい」と命じる「不思議な国のアリス」
のハートの女王のようである。田中は闇を抱えたさみしんぼうではなく、すぐにヘソを
曲げるわがままな女王様なのではないだろうか。