しかも今はそこから抜け出し胸を愛していると言っていますが、彼女のキャラクターからは
胸に限らず“吹っ切れたヘルシーさ”を感じていない女性が多いようです。その証拠の1つが
「元彼の顔がチラつく」という同性からの反応なのではないでしょうか。

奇しくも雑誌の発売である9月は、彼女がTBSを退社してからちょうど3年目の月。競争激しい
テレビの世界で高い知名度や人気を保ち続けているのはすごいとは思うものの、あるときは
ぶりっこして、あるときは自虐キャラになって、今度はヘルシー美乳をアピールと、立ち位
置がせわしない。

一般的に「女子」を売りにして20代を過ごした女性は、実力があろうがなかろうが、30代に
なると一度は立ち位置の変化に悩むものです。田中さんが今何かを吹っ切ろうとしているの
は誌面の脱ぎっぷりからも理解できますが、彼女が突き進む道にひと肌脱ぐことは必要なのか?

筆者はその美乳を眺めながら、同世代である彼女のもがきに一抹の不安を感じるのでした。

(文・イラスト:おおしまりえ)