大型台風の接近に伴い、不規則となった雲の流れが、
都内にひしめく建物の間からも見て取れるようになった。
彩佳「ふぁ〜…おはぁよぉ…かぁさん、ごふぁん……らいん、きてるぅ」
川;u ω u)っ_ポチポチ
彩母(お父さんへお弁当届けた足で、集まりへ行ってきます。冷蔵庫のもの、
温めて食べて。それから外の鉢植えを屋内に避難させて…)
彩弟(……)
彩弟からもLINEのメッセージがあったが未読スルーし寝室を出ると、
冷蔵庫から最初に食べたいタッパーを取り出し電子レンジにかけ、数十秒待つ。
ピピッ、ピピッ、ピピッ…
電子レンジからタッパーを取り出し、これを食べる間に次に食べたいやつを
ピックアップし手際良くレンジにかける。
彩佳「いっただっきまぁ〜す」ヽ川*^ω^)ノ

ガチャッ…
彩弟「ただいまー…なぁんだ独りメシ中かよ笑」
合鍵を使い、レジャー用品や漫画の単行本などを取りに、彩弟がご実家へ戻ってきた。
彩佳「何よっ、久々に会ってその物言い! 川#・ω・´)
第一、連絡くらいよこ……来てたわ 川*・ω・`)> 」
(後半へつづく)