東京・豊島区の住宅で住人の男性の顔などを包丁で切りつけてけがをさせたとして
近所の55歳の容疑者が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
容疑者は「盗聴されている」と言って男性宅に押しかけトラブルになっていたということで
警視庁が詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、豊島区上池袋の無職、川野敏昇容疑者(55)です。
警視庁によりますと、14日昼前、近所に住む58歳の男性の住宅の玄関先で、男性の顔や
腕などを包丁で切りつけ、全治1、2週間のけがをさせたとして殺人未遂の疑いが持たれています。
男性の妻から「近所の人が侵入してきた」という通報を受けて駆けつけた警察官が、その場で
容疑者を取り押さえたということで、警視庁の調べに対し「殺すつもりで切りつけた」と容疑を
認めているということです。
事件の1時間近く前に川野容疑者が「盗聴されている」などと言って男性宅に押しかけていて、
警察官から「盗聴の事実はない」と伝えられたところ、「分かりました」と答え、立ち去っていたということです。
同様のトラブルが今月、複数回起きていたということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています