草下さんは、昭和53(1978)年 静岡県生まれ
父親は建設会社で働き、母親は専業主婦の中流家庭だった。
「小さい頃は落ち着きのない子だったみたいです。
幼稚園の授業中に急に外に飛び出しちゃって、
1人で砂場で遊んだりしていたらしいです」
幼稚園で「王様の耳はロバの耳」の演劇をしたときから
徐々に社会に目覚めはじめ、小学校に入る頃にはごく普通の子どもになっていた。
しかし草下さんが小学校4年生のとき、その後の道を歪めてしまうような事件が起きた。
「小学校4年生のときの担任の先生が殺人をして捕まってしまったんです」