信じて貰わんでよろしいが、私元加茂田のもんで石川さんが竹中らイワシタあと直ぐに一和本部に連絡がありましたのや
松美のおじさんが第一報を電話で聞き、よっしゃようやったと歓喜の声をあげとりました。事務所には加茂田、溝橋の歴々のおじさんが大挙しておりました。
松美おじさん、溝橋おじさんが、これで、あと2つタマあげたらワシらの勝ちや、と、

すると、加茂田のおやじが格好つけくさり、

もう、ええがい!姫路と四国死んどるんやから、もうわしらの勝ちや!と止めた訳ですわ
私はほとんど本部に詰めており直に聞いているので間違いはおまへん
ちなみに、次の的は、花隈、次に千日前か、中西に決まっておりました。その的への編成部隊も用意周到にすでに配備されており、その編成部隊の者らはGoサインを待っており、いつでも行動できる状況でした
たらればは、極道の喧嘩にはあってはならんと思っておりますが、
あん時、加茂田のおやじが、いちびって格好つけておらなんだら、山一どちらがどうなってたかはわかりません

少なくとも一和が消滅するような事はなかっただろうと思います

最後に加茂田のおやじの本質性格は、調子乗り、おちょけ、優しい、こんな感じです。加茂田の組員たちには狂暴な者がわんさと居ましたが、長の加茂田のおやじは優しい性格なんですよ。

その優しい性格、詰めの甘さが一和廃退の第一の原因やったと、今更ながらではありますが、そう思っております