>>681
 また今回、直参に抜擢した兼一会・植野雄仁会長、杉本組・山田一組長は高山若頭にかけられた恩義に報いるため、身を犠牲にしても神戸山口組、任侠山口組を攻撃、しかるべき幹部のタマを取らなければならない。

 敵の陣営から寝返った者は、かつての仲間を殺すことで働きを見せなければならない。ヤクザの宿命だろう。

*再統合の道は消えた

 高山若頭の敵に対する態度は、次に述べる3つのうち1つの選択を迫るものだ。

 (1)中堅層以下については六代目山口組に戻ることも可。だから一刻も早く戻れ。

(2)首脳部については、引退、率いる組は解散。組員は六代目山口組が引き取る。

(3)神戸山口組については、井上邦雄組長など、分裂に主導的に関わった者は殺すか、引退、所払い。

 おおよそ高山若頭はこんな考えでいるはずだが、神戸山口組の入江禎副組長に対しては、すでに人を介して「会えないか」という打診があったとされる。

入江副組長は「会えない」と即、拒否の回答をしたようだが、当然だろう。
死をチラつかされても、この期に及んで命乞いするわけにいかない。

 任侠山口組に対しては打診がないようだが、組内はすでに六代目山口組には戻らず、このまま独立自前の組織で行くと機関決定しているらしい。

なぜなら高山若頭には従前通り、山口組を変える気がないからだ。
山口組改革を掲げる任侠山口組が戻れる道理はない。