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逮捕の男は山口組を偽装破門か 神戸山口組幹部射殺、現場には実弾28発
2019/11/28 22:26

 兵庫県尼崎市の路上で27日夕、指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)=尼崎市=が射殺された事件で、
現場から発砲後の空の薬きょう15発と、不発だった実弾13発が見つかったことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

兵庫県警は、現場から逃走した車に乗っているところを確保され、
京都府警に銃刀法違反容疑などで現行犯逮捕された無職朝比奈久徳容疑者(52)=愛知県江南市=の身柄を29日にも府警から引き受け、
殺人容疑で再逮捕する方針。

 捜査関係者によると、朝比奈容疑者は、神戸山口組と対立する全国最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区)系の元組員とみられる。
昨年12月に破門されていたが、破門は偽装だったとの見方もあり、警察当局は組同士の対立抗争事件の可能性があるとみている。

 古川幹部は27日午後5時すぎ、尼崎市神田南通1の路上で顔や首、胸などを撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。

損傷が激しく、県警は28日、司法解剖の結果、死因は脳挫滅と心臓挫滅と発表した。

 朝比奈容疑者とみられる男は古川幹部が倒れた後も執拗に撃ち続け、発射が計約30発にも上った状況から、県警は強い殺意があったとみている。

約1時間後、現場から逃げた車が京都市内で見つかり、乗っていた朝比奈容疑者が自動小銃と拳銃を持っていたなどとして現行犯逮捕された。