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27日午後5時5分ごろ、兵庫県尼崎市神田南通1の路上で「男性が撃たれた」と119番があった。
指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)=同市昭和南通5=が頭や胸などを銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。

現場から逃走した車を京都府警が京都市内で発見。
府警は車に乗っていた愛知県江南市古知野町花霞、無職、朝比奈久徳容疑者(52)が職務質問しようとした警察官に拳銃を向けたとして、銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。

古川幹部は昨年3月と今年7月にも棒や傘で襲撃され、指定暴力団・山口組系組員らが逮捕された。

警察当局によると、朝比奈容疑者は現在は破門されたが、以前は山口組系組員だったという。

破門は偽装との見方もあり、朝比奈容疑者を徹底的に追及する方針で、兵庫県警は山口組と神戸山口組との対立抗争事件の可能性が高いとみて捜査している。
県警や府警によると、発砲現場には薬きょうが約10個落ちていた。
朝比奈容疑者が乗っていた白い軽乗用車はレンタカーで、自動小銃と実弾5発が入った拳銃を持っていた。
朝比奈容疑者は自分が撃ったと認めているという。

捜査関係者によると、警察は山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」の指定へと検討入っており「特定抗争−」になれば、県公安委が定めた区域内で組員が集まるだけで逮捕できるなど、さらに厳しく取り締まりが可能という。