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自動小銃で襲撃か、組幹部死亡…兵庫・尼崎の繁華街
死亡自動小銃襲撃繁華街京都府警
11月27日(水)21時58分

 27日午後5時5分頃、兵庫県尼崎市神田南通の路上で、指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が、男に銃で頭や首、胸などを撃たれた。
古川幹部は搬送先の病院で死亡が確認された。
男は車で逃走したが、約1時間後に京都府警南署員が京都市南区内で酷似した車を発見。
車内の男が署員に対し拳銃を向けたため、公務執行妨害と銃刀法違反の両容疑で現行犯逮捕した。

 京都府警の発表では、男は愛知県江南市、無職朝比奈久徳容疑者(52)。
捜査関係者によると、指定暴力団山口組系組織の関係者。
警察当局は、山口組と神戸山口組の抗争事件の可能性があるとみて、

両組織の活動を大幅に制限する「特定抗争指定暴力団」指定に向け、本格的な検討に入る。

 京都府警によると、朝比奈容疑者は27日午後6時頃、職務質問をしてきた南署員に拳銃を突きつけたほか、
自動小銃1丁と回転式拳銃1丁、実弾5発を所持した疑い。今後、兵庫県警が殺人容疑で調べる。

 捜査関係者によると、銃撃では、自動小銃で約30発が発射されたとみられる。
朝比奈容疑者は古川幹部と面識があったとみられ、古川幹部を呼び出したという情報がある。

 現場は阪神電鉄尼崎駅の西側の繁華街。一般市民にけが人はいなかった。

 警察庁によると、2015年に分裂した神戸山口組と山口組の抗争事件は今年9月2日時点で113件発生。
今年に入り激化しており、10月10日には神戸市中央区で神戸山口組系組員2人が山口組系組員に射殺された。
県警は翌11日、両組織の本部を含む各事務所に、暴力団対策法に基づく使用制限の仮命令を出し、その後、公安委員会の本命令に移行していた。