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工藤会本部の看板撤去 暴力追放運動、大きな節目 北九州
11/22(金) 11:37

本格的な解体作業始まる

 特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所(北九州市小倉北区)の本格的な解体作業が22日午前、始まった。
市関係者や福岡県警の捜査員が見守る中、工藤会の象徴である本部事務所の看板を、解体業者の重機が「バキバキ」という大きな音を響かせながら撤去した。
工藤会が関与したとされる市民襲撃事件などを受け、県警は2014年から壊滅作戦に着手。市なども加えた暴力追放運動は、大きな節目を迎えた。

 解体作業は報道陣に公開され、看板を取り外した後、2、3階部分のバルコニーや外壁の一部も重機によって取り壊された。
本部事務所に隣接する駐車場の建物の解体も始まった。
来年1月中旬までに建物の撤去を終え、2月末までに整地を完了させた後、
工藤会が福岡県暴力追放運動推進センターに売却し、同県内の民間企業に転売される。

 解体費などの経費を差し引いた剰余金約4千万円はセンターが管理し、工藤会による襲撃事件の被害者への賠償に充てる。

 作業開始に合わせ、北橋健治市長は「暴力追放のシンボリックな取り組みである本部事務所の解体が本格的に始まった。
万感迫る思いがある。今後も手綱を緩めることなく、取り組みをしっかり推し進めたい」とのコメントを出した。