編「月はすでに二次団体のシマだという話は本当なんでしょうか?」
竜「ええ、そうです。私は最高幹部ですから間違いありません。」
編「ヤクザは月にも進出していたのですか?」
竜「ええ、そうです。宇宙制覇は親分の悲願でしたのでね、その第一歩として進出しました。」
編「信じがたい話なのですが、宇宙飛行の訓練とはどこかで受けたのですか?」
竜「ええ、そうです。修行しました。焼き鳥屋と解体屋で厳しい修行でした。」
編「宇宙では何を食べているのですか?」
竜「自分は筆で食っています。」
編「箸の替りに?」
竜「いえ、経済的に、という意味です。難しかったですか?」
編「・・・(イラッ) 食料には何を持ち込んでいるのですか?」
竜「ラーメンと焼き肉ですね。他が絶滅してもこれだけで生きていけますよ。」
編「ええ・・と。縄張りを守るのは大変そうなのですが!」
竜「ええ、大変ですよ。NASAが二度ほどシマ荒しにやってきましてね。
  一度目はえらい驚いて引き上げていきましたが、二度目は武装した兵隊を連れてやってきました。」
編「ええ?戦ったのですか?NASAと、いや米軍と?」
竜「戦ったっちゅうか、仲裁をしてもらいました。」
編「仲裁ですか?誰にですか?」
竜「猫さんです。」
編「ね、猫さん?」
竜「ええ、猫組長さんがNASAに繋いでくれましたので私が総代として乗り込んで交渉しました。」
編「交渉の内容は?」
竜「連載です。私の小説の。」

ま、こんな感じやね。