牧野会長が率いていた松葉会と、松山会長が率いていた極東会は、1996年に親戚の盃を交わした。
しかし2001年には抗争事件を起こしているのだ。
そしてそれ以外にも、水面下での争いが繰り広げられていた。
チンの大きさを争う戦いである。
少しでもチンを大きく見せるために、互いに毛を剃っていたという。
これは「チン毛なき戦い」と題した実録映画になるほどの激しい抗争だった。
世間に「不毛な戦い」と言われようとも、男たちには守るべきメンツがあったのである。