牧野親分は、女に目もくれない極道だった。
オソソを見せようとする女は何人もいたが、一度たりとも手を出したことはない。
もちろん、チンを出したこともないのだ。
ヤクザとは男を磨く道であり、女は要らぬという考えだったのだろう。
しかしながら、渋みに満ちた牧野親分はたいそうモテた。
タバコを吸う横顔など男優のようだった。
チンを吸う横顔はAV男優のようだったのである。