ATM不正引き出し事件、主導役?男を窃盗容疑で再逮捕
3/13(火) 13:11配信 朝日新聞デジタル
 全国17都府県のコンビニのATM(現金自動出入機)で2016年5月に約18億6千万円が一斉に引き出された事件で、福岡県警は13日、東京都世田谷区梅丘2丁目の無職斉藤祐輔容疑者(33)を窃盗などの疑いで再逮捕し、発表した。
一連の事件の主導役とみられ、逮捕は2回目。

 国際捜査課によると、斉藤容疑者は16年5月15日午前6時半〜8時ごろ、男8人と共謀し、長崎市や長崎県諫早市のコンビニ13店舗のATMで偽造カードを使い、計690万円を引き出した疑いがある。認否は明らかにしていない。

 事件は東京や大阪などで一斉に起き、現金が計1万8千回以上引き出された。福岡県警は指定暴力団工藤会や神戸山口組の傘下組織組員ら計48人を検挙。
関係者の供述などから斉藤容疑者が浮上した。捜査関係者によると、「関東連合」にいたという情報があり、県警は、偽造カードを各地に配るなど事件の主導役とみている。

朝日新聞社