事の発端は、神戸山口組の二次団体である太田興業の幹部が、深夜にしたたかに酔った状態で四代目山健組傘下の二代目兼一会(神戸山口組三次団体)事務所を訪れたためだったと、捜査関係者らは話す。

「大阪ミナミの繁華街といえば、二代目宅見組(神戸山口組二次団体)と並んで二代目兼一会が勢力を誇っていることで知られている。
その場所で、太田興業幹部がアンダーグラウンドビジネスを兼一会に断りを入れずにやっていたことで、なんらかのクレームが兼一会サイドから入ったようだ。それに承服しかねた太田興業幹部が深夜、
酒に酔った状態で兼一会本部を訪れたことから、暴行事件に発展する事態にまでなってしまった」(捜査関係者)