>>801
大麻草1万本超栽培の男に懲役7年の判決

 和歌山県かつらぎ町の倉庫で1万本を超える大麻草を栽培したとして、
大麻取締法違反(営利目的栽培)などの罪に問われた男4人の判決公判が22日、奈良地裁葛城支部であり、首謀者の無職、中尾幸夫被告(63)=堺市=に懲役7年、罰金300万円(求刑懲役10年、罰金300万円)を言い渡した。

 指定暴力団東組系滝本組若頭で「木村組」組長、木村純一被告(55)=大阪府泉南市=は懲役3年、罰金50万円(求刑懲役5年、罰金50万円)で、残る2人も懲役4〜5年、罰金100万円の実刑。

 奥田哲也裁判官は判決理由で、栽培用の照明・空調設備に約4千万円を投じた点を「組織的でまれに見る大規模な犯行」と指摘した。

 判決によると、4人は共謀して昨年7月ごろ〜10月末、かつらぎ町の倉庫で大麻草約1万1千本を営利目的で栽培するなどした。

 奈良県警によると、昨年10月に摘発した際、成長していた約4千本の末端価格は約20億円相当。