〜大幹部が突然の自決〜

ーポケットの中には遺書ー

大阪府摂津市で18日早朝、血だらけの男性が死亡しているのが発見された。
死亡した男性のズボンのポケットから遺書が発見されたことから、亡くなった男性は自ら命を絶ったとして、現在捜査が進められている。

亡くなった男性は、六代目山口組二代目大原組に籍を置く斎藤守彦幹部と判明。斎藤幹部を知る関係者はこのように話す。

「初代大原組で長年に渡り若頭を務めた人物で、大原宏延初代に、尽くされた人物。
八王子抗争(1990年東京八王子市で五代目山口組宅見組と二率会との間で起こった抗争事件)でジキリをかけた幹部に後進の道(若頭)を譲ったのち、舎弟になおられていた」
その時代に同組内で若頭補佐を務めていたのが、現、二代目大原組金田芳次組長だったという。

なぜこれ程までの幹部が自殺するに至ったたのか。
これについて、ヤクザ事情に詳しいジャーナリストがこのように話す。
「やはり一番は現在のヤクザを締め付けている暴排条例の影響でしょう。ヤクザがシノギを出来ない。
多くの組員が収入源が断たれてしまっている。それが関係しているのではないでしょうか」

戦歴の大物幹部の死は現在を取り巻く、ヤクザ業界の厳しい状況を浮き彫りしている気がしてならない。