北村総長らがホームグランドとする大阪市内には、六代目山口組の中核団体である三代目弘道会きっての武闘派組織ともいわれる野内組組員らが入ってきたという。それが知れ渡ると、関西が一時騒然とする事態になったようだ。

 
なぜ、北村総長らの離脱に合わせて、野内組組員らが大阪市内に入ったのか。六代目山口組系幹部は、こう話す。

「北村総長ほか任侠山口組の元幹部たちは、野内組に移籍したという話だ。そのことが原因で、
なんらかのアクションが起きた際に備えての大阪入りではないか。野内組長自ら大阪に入っているという情報もあり、弘道会側でも、それだけ任侠山口組元幹部らの受け入れに本腰を入れているということではないか」

 
ここ最近、特に勢力を拡大させ続けているといわれている野内組だが、この幹部の話によれば、任侠山口組から、弘道会傘下の別の有力組織への移籍も目立っているという。

 この事態を受け、任侠山口組でもすぐさま
兵庫県尼崎市内にある傘下団体、二代目古川組本部事務所で緊急幹部会が開催されたようだ。

「今回の移籍劇はこれだけではすまないという情報も飛び交っており、今後も任侠山口組から
離脱者が出る可能性が極めて高い。そのため、なんらかのトラブルに発展しないかと現在、当局も警戒を強めている」(捜査関係者)

 三つ巴といわれてきた分裂騒動が、大きな転機を迎えるのかもしれない。


https://biz-journal.jp/2018/09/post_24874.html