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【「山口組三国志」のこれから】
週刊現代12月2日号(6)

またそのとき任侠山口組が小さい団体なら、高山若頭はそのような団体の相手はできないと、門前払いを食わすだろう。
彼に「会う」と言わせるためには、2年後までに任侠山口組をできるだけ大きくしておかなければならないと分かる。
つまり組を今以上に大きくする意欲も組員に持ってもらいたいからだという。
ひとつの情報公開であり、上の者がこの船はどこの港を目指しているか、下の者に示すのは上の者の当然のつとめだと織田代表はしている。
会うのはひとつの手続きだとも言った。会うということによって、下の者が上の者の本気度を判断してくれる、その材料になるというのだ。
このことの可否を判断するのは難しい。当然、六代目山口組や神戸山口組は否定すべき過去の遺物、そんなものを相手にするのは徒労、
ひたすらわが道を行くのが手っ取り早いという意見も成立するからだ。
だが、織田代表の視野は開けている。単にヤクザ界の革命児といっては捕らえきれない現実的なリアリストでもあるのだ。