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元警部襲撃事件の送迎役 懲役18年8月支持 組員側控訴棄却

 特定危険指定暴力団「工藤会」が起こしたとされる一連の一般人襲撃事件で、
組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などに問われた工藤会系「田中組」元幹部、和田和人被告(38)の控訴審で、福岡高裁(野島秀夫裁判長)は18日、懲役18年8月とした1審・福岡地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 控訴審で弁護側は元福岡県警警部銃撃事件での共謀を否定し、無罪を主張。
歯科医師刺傷事件では殺意を否認し傷害罪にとどまるとしていた。検察側は控訴棄却を求めていた。

 和田被告は両事件で実行役をバイクで送迎したとされる。
1審判決(3月22日)は両事件での殺意を認定し、工藤会トップの野村悟被告(71)=所得税法違反で公判中=の指揮命令も認めた。

 1審判決によると、和田被告は
(1)2012年4月19日、北九州市小倉南区で元警部を拳銃で撃って殺害しようとした。
(2)同年8月14日、同市小倉北区のビルに放火しエレベーターを焼損させた。
(3)14年5月26日、同区で歯科医師男性を刃物で刺して殺害しようとした。

カテゴリ : ■組織犯罪処罰法
2017年12月18日12:40