1月5日
昼過ぎ。湊の兄から事務所に純子さんの様子がおかしいと電話。
宮野、小倉、湊の三人で港の家に行く、渡邊 恭史は事務所の留守番として残した。
湊の部屋は外から開かないので、湊の兄の部屋からベランダに回ってのぞいてみると純子さんが敷きっぱなしの布団の上で倒れていた。

「死んでるのか」 「まさか」 「お前、入れ」 「いやだよ」 「オレ、こえーよ」
と10分弱押し問答の末、湊と湊の兄が部屋に入って体を押してみると冷たくなっていた。

横山 裕史(旧姓は宮野)は以前勤めていたタイル工場に行き、モルタル砂ドラム缶など調達。
「お前、人を殺したんか」と店の人は確信を持って聞いたが届けでず。

遺体をバックにつめ、横山 裕史(旧姓は宮野)の家の前で三人でドラム缶に入れコンクリートを流し込んだ。
近くの川に捨てようとしたが、Bが「家が近いので怖い。
化けて出るかもしれない」と反対して東京湾に捨てることになった。
横山 裕史(旧姓は宮野)が借りてきたワゴンを運転して東京湾の埋め立て地に行ったが、適当な場所が無く道路脇の草むらに捨てた。