望月三起也「ワイルド7」
ガンアクション漫画史上最も偉大な作品。
パッと見絵柄が古いので敬遠しがちだが、ダイナミックな構図と何よりも盛り込まれたアイディア量が別格的にすごい。
特に「窮地からの脱出法」を考えさせたら日本で一番だと思う。全盛期の望月氏にはアクション映画の脚本とかも書いて欲しかった。

楳図かずお「14歳」
漫画史上に残る怪作。大抵の怪作はそのヘンテコな内容故に広範囲の読者の支持を得られず短期間で連載が終わってしまうが、
この作品は所謂「巨匠枠」でアンケ関係無かったので、常人離れした奇怪なイメージの羅列が単行本20冊分延々と続くという
大変な事になってしまっている。諸星作品や漫画ナウシカ以上に読み手の体力を奪うイマジネーションは一読の価値は有る。