「そうやって嫌なことから逃げているのね」

「夢の中にしか幸せを見出せないのね。
 虚構に逃げて、真実を誤魔化していたのね。
 都合のいい作り事で、現実の復讐をしていたのね。」

「おたくが二次元女に寄せる想いなど所詮は現実の女に対する恐れの裏返しでしかない。
 現実の女のあまりの大きさゆえ恋愛の中身を考える前に怖さが先に立ってしまうのだ。
 本当のお前は顔が醜く知恵もなくただ恋愛から逃げ回っているだけの小鼠だ。
 芸術鑑賞と二次元逃避をはき違えるな!
 お前はな、人の笑顔を見たいのではなく自分に笑顔を向けてくれる奴を欲しがっているだけだ」

「あんた誰でもいいんでしょ。
 現実が怖いから二次元に逃げているだけじゃないの。
 それが一番楽で、傷つかないもの。
 ホントに他人を好きになったことないのよ。自分しかここにいないのよ。
 その自分も好きだって感じたことないのよ。
 哀れね。」