記号絵は是か非か?

本来記号化は、単に写実的に描くより、上等な表現だとも言える
なぜなら、記号化する事による解体再構築には、表現的な意図が介在するからだ。

しかし、実際のところそのような解体再構築を求めて記号を描く絵師は少ない。
「めんどくさい」「難しいから適当にすませたい」から「なっちゃってるだけ」というのが
現在のヘタレ萌え絵に代表される記号化の現実だ。

(エロゲーの主人公みたいな、目を隠した前髪ながーい男とかに代表される
デザインする気と、絵描きとしての能力どちらもゼロだとああなる的な、典型的記号化)

そうした妥協的な現状に加え
「客はこういうのを求めてる、絵的なクオリティの高さなどいらない」という
ヘタレ絵師による負け惜しみとセットで語られる事から
記号化=低レベルな絵描きの手抜きという認識になった。