親友になったきっかけは良く覚えていないが、年中の時、確か登り棒か何かで遊んでいる時だったと思う。
奴とはすぐに打ち解けた。
もっと後になってから知ったことだが、親友の父方は在日韓国人2世で母方が日本人で、親友(以下T)が生まれてすぐに離婚したらしく、俺自身もTと付き合いのあるうちに奴の父親の顔を見たことは一度も無かった。
時期に奴に、家に招待される様になった。
記憶が正しければ、母子家庭で一人っ子で、母方の祖母、T、母の三人暮らしだった。
そしてTの家へは小学校卒業までに何十回も通った。