二大政党ならもう片方がいるから自ずと互いに研磨しあって緊張感と自浄作用が生まれるわけだが
それがないのに安定した巨大政党が生まれやすい&その派閥争いを抑制させる選挙や政党資金の
法律・体制を作ってしまったからな
自ずと一党の執行部のみが強大な権力と権限を手にする事態となった

経済面はともかく、政党政治の面では「ちょっとマシになった旧共産圏」的なものに陥った
その結果もたらされた混沌と停滞に時代を合わせるかのように経済面も全体的な低調から抜け出せなくなってる
平成から令和の失われた30年の概要と帰結はそこに尽きる

そしてこれを打破せんとする危機感も気概も、もはや社会や政治から失われてしまった
惰性と現状維持に汲々とし、何もしない&しようとすらしなかった時代だと言えるだろう
憲政史上、最長の政権を率いた安倍という男は
まさに、そういう時代の申し子であり、体現者だった

勿論、彼自身は、ただその時代の潮流に乗っただけであるというか
乗る事しかできない程度の男だった
自らが時代を作るなど出来るはずもなかった
ゆえに彼一人が死んだところでその流れは全く変わることはない