安倍最長内閣、選挙至上主義の功罪
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安倍内閣には、「3本の矢」「成長戦略」「地方創生」「人生100年時代構想」
「1億総活躍社会」「人づくり革命」「働き方改革」「全世代型社会保障」などのスローガンがあった。
スローガンは1年間にいくつも登場し、しばしば「やってる感の演出」と言われた。

低成長が問題だとするのであれば、まず日本経済がなぜ成長できないのか、
その足かせは何かを分析する必要がある。
しかし、『骨太の方針』を始めとする政府の報告書には、こうした分析がほとんどない。

安倍政権7年半の国内総生産(GDP)の実質成長率は年平均1.03%にすぎず、
2009〜12年の民主党政権の実質成長率の年平均1.84%を下回る。