我々は直接基地を叩ける距離まで待機し、基地近くで降下してから接近、破壊活動を行う。
既に敵の防衛線に入り込み、カラバ・エゥーゴの各部隊が交戦状態に入った。朱雀も拠点として前線にいた。
『今まで暴れてただけに、待たされるとソワソワするな』
サドウスキー大尉がモニター越しに笑っている。
『あんまり突出しないでくださいね隊長ー』
アトリエ中尉が茶化す。艦長代理に就任したバッカス少佐に代わり、MS隊の隊長にはサドウスキー大尉が任命されたのだった。
『お前らちゃんと俺に付いてこいよ!少尉、機体の調子はどうか?』
シェクター少尉のメタス改はMA形態で準備している。
『万全です。実戦に出さないとどんなものかわからない部分もありますが、上手くやりますよ』
『それでいい。お前ならやれるさ』
「大尉の方も調子は良さそうだな」
『完璧だよ。後はぶっ放すだけさ』
全員コンディションは良好とみえる。