セカイ「あ、ならさ! ここらで腹ごしらえしとこうよ! 腹が減ったらなんとやらっていうし」

 と言ってセカイはリュックからカップラーメンを取り出す。

セカイ「ええと、確か水とやかんも入れといたはずだけど」

 セカイはリュックから色々と取り出して目的のものを探した。
 そのさなか、たまたま持ってきていたビルドバーニングガンダムのガンプラを、
 ドムの前の台座に置いた。その時だった。

レイン「な、何っ!?」
ドモン「ドムが……割れる!?」

 轟音を立て、中央から真っ二つに割れるドム。
 その中から出てきたのは、セカイもよく知る赤いガンダムだった。

セカイ「これって……俺のビルドバーニングガンダム!?」
レイン「え、でもそれってガンプラでしょ? あのサイズ、どう見ても普通のMFと一緒じゃない!」
ドモン「ドムの中から現れた機体……まさか、これが!」

???「そうだ。それこそライゾウ・カッシュが残した対ELS用MF……バーニングガンダムだ」
セカイ「誰だっ!?」
ドモン「落ち着けセカイ。この声……アンタか、キョウジ」
キョウジ「そうだ。よくここまでたどり着いたな、ドモン」
セカイ「あの人って確か?」
レイン「キョウジ・カッシュ。ライゾウ博士のご子息で……ドモンにとってはお兄さんみたいな存在よ」
セカイ「へ〜、アニキのアニキってことか」
ドモン「教えてくれキョウジ。この機体はなんだ? どうしてセカイのガンプラと同じ姿をしている」
セカイ「そうだよ、それにバーニングガンダムって、名前まで同じじゃんか」
キョウジ「それはこの機体が、ライゾウ博士とイオリ・セイによって作られた機体だからだ」
ドモン「なにっ!?」