『機動戦士ガンダムNT』BD&DVD発売記念 福井晴敏インタビュー「ガンダムNTでは“ランバ・ラルが居ない時代”の大人像を描いた」
https://ascii.jp/elem/000/001/849/1849634/

ニュータイプの説明はだいたい同じこと言ってるが、これがこれから描きたいテーマらしい

福井 宇宙世紀では、サイコフレームというエネルギーに転換する技術の進歩で、
それまでの兵器を無効化するような大変な技術進化が起きてしまいましたが、今だったら、サイコフレーム技術というのは、我々の世界で言うAIですね。
AIがこのまま進んだらやばいことになるって誰もが思っているのに、誰も止められないし、止めようとも思わない。
今後、AIのために、もしかしたら我々の給料はなくなってしまうかもしれない。
でも、もう経済のコアのところにがっちりビルドインされてしまっているから、もう外せないわけです。
作中でも、サイコフレーム産業が人類社会のコアにビルドインされているから、発展はもう誰にも止められなくなって、
もし「命の世界じゃなくてもいいじゃん」って誰かが言い出したら、みんな向こうへ行きましょうみたいな、
集団自決みたいなことが起こっちゃうかもしれないわけです。だから「その手前で踏みとどまる努力」というのをしなきゃいけない。
今後のガンダムの物語は、どこかでそこをやらないといけないし、やらないと後につながっていかないと思いますね。