だが、完成を喜ぶ政治家や五輪組織委員会のお歴々の陰に、新国立をまったく快く思っていない人々がいる。
建設の犠牲≠ニなった都営団地「霞ヶ丘アパート」の元住民たちだ。
「’60年代に造成された霞ヶ丘アパートは、新国立の建設予定地に隣接していたため取り壊すこととなり、
居住者は東京都から立ち退きを命じられました。アパートには約200世帯が暮らしていた。
’14年に通告がなされ、’16年中に解体工事が行われました」(全国紙都庁担当記者)