見なければいい、とも言われていますが、こうした番組がレスラーへの差別を流布することで
「自分達の常識に反した人間(主に社会で貶められがちなリング上または社会の中で何らかの失敗をしたプロレスラー)」を馬鹿にしていいという空気が生まれるなら見ていない人にこそ有害です。

まるで日本の男尊女卑社会とそっくりです。
実際、日本の女性たちは地方への里帰りで古い価値観を押し付けられ不快な目にあったり、古い体質の会社で悪意なく
セクハラ発言をしてくる上司に耐えられず転職したという例を間近で沢山見てきました。
いずれも言った側に悪意はなく、無知と無神経が生んだ結果です。
そのような不幸に影響力の大きいメディアが加担することは許されません。
今は身体障がい者を嘲ったり、部落差別を行う側の人間が人格を疑われる時代です。1世紀前は恐らく違いました。社会の「常識」は時と共に変わります。
番組制作者もそれに気づかれることを願います。