ユニバーサルの巡業中の話で、こんなエピソードもあります。
旅館で、いつもは一人一人別々の部屋だったんだけど、その時は安生と中野が同部屋だったんですよ。
で、たまたまその旅館に高田さんのファンだったと思うんですけど、女の子が2人泊まってるっていうことがわかって、ある計画を立てたんです。
事前に高田さんが、その女の子たちと話をして、安生と中野がそれぞれ一人でいる時に「ファンなんですけど」って女の子がその部屋に押しかけたら、あいつらがどういう行動をとるか見ようって事になったんです。
それでもう、安生の時が最高におかしかったんです。
僕と高田さんと前田さんと藤原さんと、もう一人の女の子が前もって押入れに隠れて、その様子をずっと伺ってたんです。「どう口説くかな」って感じで。
打ち合わせ通りに女の子が「あのー、安生さんのファンなんですけど」って入ってきて、しばらくぎこちない感じで会話してたと思ったら、やっぱり安生がそういう行動に出始めたわけです。
その仕掛け方がまた笑えるんだけど、「マッサージしてくれ」って、まずは安生はその女の子に頼んだんです。
押入れの中で、そういうやりとりを聞いてると、おかしくてしょうがなくて、声は出さないようにこらえてるんだけど、体を揺すって笑っちゃうんですよね。そうすると、ミシミシミシッて音がするから「シー」って。