元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の北翔海莉ほくしょうかいりさんの母親(67)が、
私設ファンクラブ運営で得た所得を申告せず脱税したとして、東京国税局から所得税法違反の疑いで
千葉地検に告発されていたことがわかった。

 関係者によると、母親は以前、長女の北翔さんの私設ファンクラブを個人で運営。会費収入や
関連グッズの販売などで多額の利益を得たが、税務申告を一切せず、2016年に
約1億2100万円の個人所得を隠し、約4900万円を脱税した疑い。

 不正に得たとされる資金は、母親が自分名義や北翔さんら家族名義の口座に貯金するなど
していたという。母親は代理人弁護士を通じ、「申告義務があるという認識がなく、税務に関して
無知だった」などと回答。期限後申告し、納税も済ませたとしている。

 北翔さんは千葉県出身。15年に星組トップスターとなり、16年に退団した。同クラブは03年頃に
設立され、現在は母親が代表取締役の会社に運営が引き継がれた。会員数は約1700人。

 宝塚歌劇を運営する阪急電鉄によると、団員ら個人のファンクラブは公式にはなく、家族や
支援者らが私設で運営しているという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190219-OYT1T50123/